ブドウの花

今年のブドウの花です。毎年同じですが、、。
今年は少し詳しく説明します。下の写真は我々が「花穂(かすい)」と呼んでいる部分です。




花穂の枝の部分をどんどん切除していき、先端の3cm程度のみを残します。
この部分がブドウの房になります。小さな粒は「蕾(つぼみ)」です。これがブドウ
の一粒になるのではありません。次の写真をご覧下さい。



下の写真は、その先端部分の「蕾(つぼみ)」が開花し始めたところです。
取れかかっている帽子のような部分が花びらで、「花冠」(キャップ)と呼び
ます。開花と同時に花びらは脱落してしまいます。開花した蕾は写真左下
のように雌しべ(雌ずい)を雄しべ(雄ずい)が取り囲んでいます。



雌ずいはトックリのような形をしていて、その先端部分が柱頭です。
花びらのように見えるのが雄しべで、本当の花びらはもうありません。
この雄ずいと雌ずいをセットにした部分を一般に「ぶどうの花」と呼ぶのだと思います。
そして、雌しべの基部(トックリの胴体部分)が大きく太ってブドウの一粒になります。

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