07年2月中旬 ブドウ樹は冬眠中です。
06年10月下旬 秋も次第に深まってきます。ブドウ樹は紅葉し始め、11月になると落葉の季節。写真のように緑の葉が多く紅葉した葉が少ないのは、ちょっとまずい状態なんです。ハウスの屋根にはまだビニールがかけてなく、雨水に生息する細菌により病気にかかってしまいました。来年の生育が心配です。
06年7月中旬 中間育苗の樹を切りました。少しすっきりしましたが、やや寂しい感じ。樹の生育はぼちぼちです。
06年5月中旬 ブドウの新しい枝が伸び始めました。花(花穂)は全て切除して枝を伸ばすことを優先します。枝の揃いや葉色など生育は決して順調とは言えません。昨年の台風で樹が倒れてしまったためか、または寒波によるものか、ただ単に管理が下手なのか?原因は不明です。来年、少しでも実がつけられるよう、大きく育って欲しいと祈るばかりです。
06年4月、ブドウ栽培も2年目に入りました。 昨年秋に落葉してからは、ブドウ樹は裸のままでしたが、年が明け暖かくなってきたので、芽が少し膨らみ始めました。もう一月もすれば、若葉が枝を埋めるはずですが・・。 昨年秋の様子と比べるとずいぶんと寂しいですが、一応これが正常な管理です。昨年秋までに長く延びた枝を半分程度切り戻し、充実の良い部分のみ残りします。その残した枝から元気の良い新しい枝が伸びてきます(はずです)。「3歩進んで2歩下がる〜〜♪」です。
9月30日現在の様子 スプリンクラーにて散水中の風景です。一見、元気そうに見えるブドウ樹ですが、ベト病で葉がかなり痛んでいた上に、台風14号の強風で誘引していたテープが全て切れてしまい、全部の樹が地面に倒れてしまいました。折れたり捩れたりで全滅かと思いましたが、今のところ奇跡的な?回復を見せてくれてます。しかし、樹の充実は悪く、来年の発芽が心配です。
7月21日現在の様子 アッと言う間に月日は経ってしまいます。栽培履歴を久々更新です。
6月6日現在 屋根のアーチパイプの数は1200本超。現在、約2/3を取り付けたところ。 ブドウの苗も順調に生育しています。
移植後の当面の管理; 教科書からの引用では・・・。 ○発芽後、強めの新梢を2本残して他はかき取る。新梢が30cm程度伸びたら旺盛に伸びそうな1本のみにして支柱に誘引する。 ○こまめに誘引し、新梢の先端が垂れ下がるようでは、伸びが鈍り充実した新梢を確保することができなくなる。 ○施肥は1ヶ月に1回程度。高度化成を1樹当たりに100〜200g施す。また、生育が悪いようであれば、雨上がりに硫安など速効性肥料を1樹当たり100g程度施用する。 ○灌水時には、水が直接新梢に当らないように気をつける。 現場では・・・。 芽数は5芽程度に切り戻しているので、このまま発芽、展葉させ展葉数枚?までは管理は殆どないらしい。芽かきは新梢2〜3本を選ぶ際に行うが5/中頃?になるだろう。 その間、毛虫などが芽や若葉を食害する可能性もあるので、チェックは欠かせない。見つければ即退治するが、防除などは不要。 他の果樹品種では、「あまこ」と呼ばれているアブラムシ(葉裏につく緑色など)が芽を食害する心配もあるが、ぶどうにはつかないらしい。 晩霜が予想されるときは、笠などで暖気を溜めるような処置をしておく必要がある。 灌水はまめに行う。特にマサ土の盛り土の株(中間育苗用)には注意要! 疑問; ○最初の施肥は、いつ? 硫安、S604、硫マグなど、各量と施用方法など。
4/22 今日、見回ったところ、10株に1株程度の割合で萌芽(発芽前)していた。しかし、切り戻した先端部分の芽が主だったような気がする。これも頂芽優勢ってやつ?
灌水の考え方 「灌水をまめに」などといわれてもどの程度がまめなのか分からない。ちょっと調べてみた。 土壌水分と気象条件との間には概ね下記のような関係があるらしい。 適度な土壌水分は、作物の種類やその生育段階によって異なるが、一般的には pF=1.6〜2.7 (最大容水量=0 しおれ係数=4.2) といわれている。仮にpF=2.0の時に日雨量20mmの降水があったとするとき、土層の深度20cmの部位でその日のうちに pF=0.6 程度、いっきに下降する。その後、晴天が継続すると、盛夏季の果樹園でのデータによると pF/day=0.1 (曇天では、この半分の0.05、) 程度で急速に乾燥していく。深度40cmの部位ではこの半分程度。従って、1週間足らずで降水の恩恵は消えてしまうので、晴天が続く場合は、1週間に一度20〜30mm(10a当たり20〜30tの水量)の灌水が必要となる。 ま、土の様子を自分の目で見れば、こんなデータを気にする必要もないが、しかし参考にはなる。 (詳しくは→http://www.pref.fukushima.jp/norin-kenchu/farmforestinfo/kouon.htm)
ちょっと調べてみた; ベンレートT水和剤20は、晩腐病と黒とう病対策らしい。休眠期に1回のみ。 原体名=ベノミル、チウラム他。劇毒性=指定なし、魚毒性=B。他商品名にベンレートTコートなど。 殺菌剤、カーバメート系の薬剤。りんご、梨やぶどうのうどん粉病、黒星病に効果。他に種子や球根の消毒などにも利用される。 石灰硫黄合剤(原体名=商品名)は、通常は2月など冬期防除で休眠期に利用するらしいが、発芽前ならこの時期のブドウでもokらしい。また対応病害虫は幅広いらしいが、冬眠中のカイガラムシ・ハダニやうどん粉病などに特に効果大とのこと。 殺菌、殺虫剤。劇毒性=指定なし、魚毒性=A。 野菜、果樹、樹木のカイガラムシ、ハダニ類、うどん粉病などに適用。 注意; 燐酸第一石灰や燐酸第一カリと混用すると硫化水素を発生して非常に危険。1979年に農民の死亡事故あり。
4月〜5月は降霜に注意; 霜注意報、週間予報などを利用→ 農業と気象ページ
研修風景(ブドウハウス内) この日は雨でした。しかしハウスの中は、ご覧の通り、ハイキング気分で?研修。今までのタバコ栽培では考えられない。でもここまでたどり着くことができるのやら・・。
やっと苗木の移植にこぎつけました。左の写真は盛り土に苗木を移植し、切り戻す前の状態です。 盛り土は2m幅×30cm高さ程度ですが、単純計算(1m×1m×3.14×0.3)で約1000リットルあり、比重を1とすると何と1トンもの重量です。この土には堆肥約200リットルを混和してあります。スコップで集めてかき混ぜ、阿蘇山のようなカルデラに作るだけでも大変な重労働です。この盛り土を54個作るんです。一時は気が遠くなりました。 苗木の周りの黒い土は堆肥です。水分の蒸発を防ぐためのマルチングです。
移植完了の風景 3日間フル稼動で、やっと54株の苗木の移植が完了しました。ハウスの骨組みの組み立てもスタートしました。少しは格好がついてきた感じでしょうか。
ハウス工事の進捗状況 まだ影も形もありません(2005年3月末現在)が、やっと基礎工事が終わりました。盛り土をしている部分に苗木を植えていきます。本来ならハウス2棟分の基礎が完了していないとダメなのですが、あきらめました。一人じゃとても無理です。 ここまで来るのに約4ヶ月、内2ヶ月以上は雨のため中断していましたが・・・。いつになったら完成するのやら。 ただの更地に見えますが、3m×4mごとに基礎ブロック147個が埋設されています。その基礎ブロック全ての底部には厚さ10〜15cmのステコンを打っていますので、ただ埋めただけの基礎に比べると格段の引き抜き強度(沈み込みも同様)があります。 また、暗渠も3〜4本埋設(コルゲート管を100m以上)されており、疎水剤として砕石(0-30)を30cm厚さ程度入れました。目に見えないところに、大変な手間と労力が投入されているんです!
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