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岡山の種無し大粒ブドウ、ピオーネの栽培記録

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***2008年の記録***
2004年春、岡山名産のぶどうピオーネの栽培をスタート。初収穫までの4年間、その一部始終を書き綴る予定です。ご指導も頂きたいし、間違っていたら教えていただきたいです。
過去の記録 ・2007年度 ・2006年度
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08年12月13日
11月20日。奈義アメダスで11月としては観測史上(1977年〜)最低の気温-5.3℃を記録。落葉を待っていた紅葉があっという間に茶褐色の枯葉となってしまいました。もう少し長く樹に留まって欲しかったのですが・・・。これもまた来春の心配要因の一つとなりそうです。


08年11月11日
紅葉が始まりました。この時期の葉は、来春の初期成育に必要な養分を枝や根に貯蔵しています。昨年と違い今年は猛暑により葉が痛んだため早期落葉してしまったものが多く、全体に寂しい感じです。この葉数ですと来春が少し心配です。来年の夏に備え、ハウスの窓を大きくするなどの対策を検討中です。


08年9月23日
収穫が終了した園内です。来年への準備(礼肥、秋伸び枝管理や土壌改良、他)が既に始まっています。これからは冬支度、晩秋には綺麗な紅葉となって一斉に落葉してくれることを祈って・・・。


08年9月20日
最後まで収穫できず残った房たちです。今年はこんな着色のものが1割近くありました。赤い粒が全て味が悪いというわけではありませんが、決して美味しいとは言えません。お客様の中には残り物でも良いので欲しいと言っていただける方もいらっしゃいましたが、生産者としてはどうしても出荷する気になれませんでした。どうかご理解ください。
来年はこのような房を少しでも減らせるよう努力するつもりです。ご期待下さい。
所々粒が抜けてるところがありますが、これらは全て私が食べたところです。収穫時期には1日に50〜100粒は試食します。今年は約20日間の収穫ですから1000〜2000粒食べたことになります。おなかの具合が悪くなるときもありましたが、これも仕事です。


08年9月15日
あるパーティー会場に提供した私のブドウです。少し赤いものもありますが、こうして飾っていただくと超高級ブドウに見えてしまいます。リーフレット(右上に拡大図)も作っていただいきました。パーティーの幹事の皆様には大変お世話になりました。


08年9月2日
今年は昨年の箱に加えて写真のようなご家庭用の箱を用意しました。4〜5房入り2kg箱です。発送するもよし、持ち帰るのもよしと、結構人気がありました。


08年8月28日
今年は着色期に高温続きで色づきが悪いです。とは言っても長く樹につけておけば味も色も良くなるというものでもありません。悩ましいところです。9月に入りましたら一房一房チェックして可能な限りベストのタイミングで順次出荷する予定です。皆さん大変お待たせいたしました。


08年8月15日
気の早いお客さんがどうしても早く食べてみたいとおっしゃるので、出荷2週間以上前なのですが、3房だけ収穫しました。ちょっと酸っぱいのがお好きな方には、結構美味しくいただけますよ(白い粉みたいなものは果粉(ミネラル)です)。ちょっと赤めの房は仏様へのお供え用です。今年は8月に入ってからも夜温が高く色づきが遅くなっているようです。


08年7月28日
粒を多く残し過ぎて巨大になった房を見つけました。大きいことは良いことだあ〜って言ってられません。色が着かなかったり箱に入らなかったりと問題ありなのです。本来なら切除してしまった方がよいのですが、もったいなくてこんな作業をやることも。斜めに6粒もぎ取り、小果梗をきれいに切除。房をぶるぶるっと揺すると、・・一応隙間が埋まりました。あと1週間程度で粒が一割くらいは大きくなってくれるはず。残った隙間も綺麗に埋まってくれればよいのですが。


08年7月24日
ブドウが色づき始めました。今年は昨年より2〜3日早いように思います。夜温が低いと着色が進むと言われていますが、7月に入ってからは最低気温は例年よりもやや高めに推移しています。
→ http://wenarc.naro.affrc.go.jp/amedas/66127.png


08年7月24日
隣で新築中のハウスのブドウも順調に育ってくれています。本来なら今年はビニールを被っているはずだったのですが・・。ま、手作りだから時間がかかります。来年からはこの園でもブドウの実を着け始めます。


08年7月15日
7日に袋賭けをやりました。ぶら下がっている袋の数が昨年の3倍以上になりました。来年はこの倍になります・・・。


08年6月24日
粒の大きさが直径1.5cm程度になり、房もずっしりと重くなってきました。粒が着きすぎて込み合っている房は、粒を少しずつ外して(切除して)いきます。これがまたとても時間のかかる作業で、どの粒を落とそうかと房を持ってぐるぐる眺めているうちに腕がだるくなってきます。ベテランは一房10〜20秒程度で処理しますが、私は30秒〜1分くらいはかかります。この園だけで2000房ありますから、2000分=33時間、一日8時間働いて丸4日間かかる作業です。来年は4000〜5000房くらいになりますから・・・恐ろしい。


08年6月21日
我が園の樹は若くて元気が良く(私のように?)、1〜2日間でも目を離すと枝があっという間に伸びてしまいます。枝が伸びすぎると房(実)に養分が行かないで、枝や葉ばかりが大きくなってしまいます。そのために枝管理が大切になりますが、やってもやっても追いつきません。追い討ちをかけるように雑草も増えてきました(涙)。


08年6月5日
花の切り込みが終わり、枝の誘引も完了。スッキリしたブドウ棚。2〜3日後にはホルモン処理が待っています。収穫まで気が抜けない状態が続きます。


08年6月4日
一つの花(花穂)に200粒以上あった蕾を殆ど切除して先端の40粒程度だけを残しました。今は長さ3cm程度ですが、この部分がどんどん大きくなってブドウの房になります。良い形の房になるように切り込むのですが、この段階で成熟した大きな房の形を想像することはとても難しいです。今後どう変化するか観察するためにしるしをつけました。


08年5月22日
今年のブドウの花の先端。直径2oくらいの一粒一粒が蕾です。この中にめしべとおしべがあり、そのめしべの元の部分(子房)は1o程度。そこが大きく膨らんで直径3pくらいの大粒のふどうになるわけです。


08年5月9日
新しい枝が伸び始めました。ブドウの花(花穂)が所々に見えます。


08年4月22日
タンポポ景色に続いて、最近は滅多に見ることのなくなった蓮華でいっぱいの田んぼ風景。私が子供の頃は、この田んぼの中で転げまわって遊んだものです。蓮華に埋もれていると、なんとなく甘〜い香りがしてきたような気がしました。ミツバチになって気分ですね。


08年4月22日
県北はまだ肌寒い天候が続いています。4月になっても園内の景色は灰色が多く、どうも写真が暗くていけません。少し明るい写真をと思い、昨年同様ですがタンポポ風景をご覧下さい。
それにしても、タンポポは雑草ですが何故か憎めません。この種がいっぱい飛び散ってまた来年も咲くんでしょうね。


08年4月21日
なかなか芽が出ないなあ〜と心配にしていましたが、やっと出てくれました。ブドウ樹が冬の寒さに十分長い時間遭遇(低温遭遇と言う)しなかったり、前年の生産で樹に無理がかかると、春になっても眠りから醒めることができません。眠り病という恐ろしい病気にかかってしまうのです。
   


08年3月11日
枝の剪定が完了しました。腕を上げたままの姿勢を維持するのは大変。ここ数日肩の凝りが直りません。剪定のせいか年のせいかは定かではありませんが・・。首も痛みます。


私が採用している栽培方法は新短梢栽培という手法で、冬の剪定では前年伸びた枝を写真のように短く切り込んでしまいます。長梢剪定に比べて作業が単純と言われますが、芽を一つ残すか二つ残すかだけでも判断に迷います。このハウスだけでも5000本以上の枝を剪定しなければならないのに、ハサミの動きが止まったまま数分経過することも・・・(汗)。自分の判断が正しかったかどうか、確かめるためにメモを残しました。

08年2月17日
2008年度のブドウ栽培がまた始まります。今年の冬は良く冷えます。ここ数日零下7〜8℃が続き、今朝も-6℃でした。まだブドウ樹は眠ったまま。今のうちに枝の剪定をしなければなりません。

冬の間、ブドウ樹と一緒に私も冬眠していました。昨年春に新植した第2ハウスの建設もストップしたまま。急がねば!。


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